今日は、小雨が降る中小茂田浜神社例大祭 元寇七百五十年祭に出かけました。この祭りは、毎年11月の第二日曜日に執り行われています。
漁港の隣に小茂田浜神社が、あります。駐車場は、誘導員が出るほど沢山の車で満車状態です。
特設ステージが、設けられ地元のチームが「よさこい踊り」等を披露されました。
一の鳥居をくぐります。祭神の宗助國は「元寇の役」において、国のために戦い、命を捧げた。「国難事変に際して神威を顕し命を賭して戦い、平時においては国家の平和を護り給う」神である。
神社の脇には、沢山の屋台が出ています。
立派な銅像が、天高く鎮座しています。
對州馬です。現在は、島内外合わせて50頭ほどしか残っていなくて保存活動がされています。日本最初の馬は4~6世紀ごろにモンゴル・中国・韓国を経由して、北部九州にやってきたようです。対馬には少なくとも739年には馬がいたようであり、日本で一番初めに馬が伝わったエリアの1つではないかと考えられます。最初は戦いの時の乗り物として使用されていましたが、運搬にも多く用いられるようになり、明治以降は牛とともに田畑を耕すのにも利用された農耕馬です。60年ほど前には、見かけていました。機械化が、進み徐々に姿が消えていきました。とても力持ちの馬で最大で130~150kg程の荷物を運んでいました。宗助國公もこの馬で、戦ったのでしょうか。
この標識を見ればモンゴルが、なぜ侵攻してきたかがわかります。
1274年10月しびれを切らしたモンゴルが、数万の大軍で対馬を襲い掛かったのです。
騎馬像の鋳型が、展示されていました。
騎馬像が、出来上がるまでに大変な努力が必要なのです。継続は、力なり。
小雨が、降るので少し遅れて11:45武者行列が始まりました。
750年前にタイムスリップした感触です。
このような出で立ちで、数万の蒙古を相手にしたのでしょうか。勇ましい限りです。
宗家の家紋が、光ります。
対馬の防人やまねこ軍団も出陣されています。
兜の角は、威嚇と見えてきます。
戦う戦士 ! !
装いもかなりの重量なんでしょう。
宮司を先頭に神輿が、続きます。
国を守る勇ましい武士「宗助國公」の魂を感じる武者行列です。
750年前に対馬で、何が起きたのかを知り先人の勇気に感謝すべきことです。歴史を知ることで、今を生かされている偉大さに謙虚な気持ちになれそうです。雨もとうとう終日降る元寇七百五十年祭でした。