POCHIの日記

アマチュア無線とCBR250Rを紹介しています。

XHDATA D-808

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XHDATA D-808 を手に入れる事の始まりは、SONY ICF-51の紛失騒動からです。ウオーキングラジオZWS-310を購入する過程で、XHDATA D-808 を知ることになります。長波からエアーバンドまでカバーするXHDATA D-808 が、魅力的な広帯域受信機に見えてきました。ユーチューブ動画でも高い評価を得ているXHDATA D-808 です。アマゾンで、8,1Kで手に入れ到着したので開封しました。

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XHDATA D-808のバッテリーケースを開けて、プラス側に挟んである1センチ角の紙を取り除きます。バッテリーは、18650という充電式電池を内蔵しており本体のマイクロUSB端子に5Vを通電して充電する方式です。連続受信5時間以上は、いけそうです。2時間ほどの受信で、残量マーク2個になりました。その状態で、充電時間は1時間ほどで満充電になります。充電中はインジケータが、右から左にスクロールします。満充電になるとスクロールも停止し満充電であることを知らせ充電も停止します。

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USB電源ケーブル,2mほどのアンテナケーブル、日本語説明書、本体格納きんちゃくが付属します。日本語説明書の文字が、小さくて見えません。拡大鏡を使いどうにか見えます。高齢者には、辛い文字サイズです。時間の設定を一番にします。その後長波受信を有効にする設定とFMバンド帯を64MHz~108MHzに設定します。LW長波の設定は、電源OFFの状態で「LW/MW」ボタンを長押しすることでLWの有効/無効が切り替えられる(デフォルトは無効)。LWを有効にしておくと、「LW/MW」ボタンでLWとMWが、切り替えられる。FMの受信帯域は、電源OFF状態で「FM」ボタンを長押しする。「ピピッ!」と音がしたら切替モードに入ります。「FM」ボタンを押す度にバンドが切り替る。希望するバンド(下限周波数64MHz)になったらそのまま放置。これで設定される。上限周波数は、どのバンドを選んでも108,0MHzまでです。

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先にZWS-310で、中国製ラジオの操作に慣れているので難なくエアーバンドの世界にアクセスできます。バンド切り替えが、大変わかりやすい作りのD-808です。AIRボタンを押して、次にFREQを押して聞きたい周波数を入力します。124300と打てば124,3MHzに確定されます。更にこの周波数をメモリーするには、0~9のいずれかのボタンを長押しすれば登録されます。次回の呼び出しは、0~9のいずれかのボタンを短く押せば登録CHが聞けます。メモリースキャンは、できません。そう不自由は、ありません。一機だけを追うならタワー⇒デイパーチャー⇒コントロールの流れの順に①②③とメモリーすればいいかと思います。地方空港では、これで十分です。ダイアルを回しても周波数を変更できます。124,3MHzの対馬リモートを聞くもクリアーに受信できます。

 

PAGEメモリー

ページごとにメモリバンクが切り替えられる。ページの切換えは「PAGE」ボタンに続けて呼び出し希望の数字ボタンを短く押す。ページも0~9のボタンに割り当てられているので、メモリ総数は100ということになります。例えば、「PAGE」「1」に続けて「1」を長押しすれば、ページ1の1番にメモリされる。この際FREQを押し聞きたい周波数を入力した後に1を長押しします。これで、PAGE1の1に登録されました。呼出は「PAGE」「1」「1」と短く押すだけです。このPAGEメモリー1状態で「3」だけ押せば、ページは変らないのでページ1の3番の周波数がロードされる。100CHもあれば十分ではと思います。

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バンドをSWに切り替えて、7MHz帯のアマチュア無線を受信するとロッドアンテナでも十分な感度で、聞こえます。SSBボタンを押して、LSBに設定します。USBとLSBの切り替えは、SSBボタン下のINFOボタンを押すことで切り替わります。1KHz単位で、粗受信した後本体右側に位置するFINE TUNEでゼロインします。ステップは、右側のチューニングダイアルを押すごとにSTOP⇒5KHz(Fast)⇒1KHz(Slow)に変化します。グルグル早回しすると動作に遅れが、あるようです。

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FREQボタンを押して、テンキーで7 0 74 と押せば7,074MHzが受信できます。FT8の受信にチャレンジします。DISPLAYボタンを短く押せば、温度、アラーム時間、現在時刻、信号強度(db表示これはバーグラフ式が、より視覚的)の順に切り替わります。LIGHT一押しで、ライトが常時点灯します。次回起動時も記憶しています。解除は点灯中に一押し。と思ったら消えない。2回ツンツン押していたら消えた。動作に確実性がない。夜間の受信には、常時点灯は便利である。

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FT8の受信にあたっては、準備するものは特にありません。ただWSJT-Xを起動するのにCOMポートの認識が、必要です。D-808をパソコンのそばに置くだけでデコードできます。D-808の音量は、WSJT-Xの受信インジケータで確認します。USBモードへの切り替えが、必要です。SSBボタンを押し次にINFOボタンを押して、USBを選択します。

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ロッドアンテナのみで、IZ3が-15でデコードできました。

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ロッドアンテナのみで、LU8が-10でデコードできました。え~ ! マジで!たかが、65センチ長のアンテナです。ロッドアンテナで、DXがデコードされるのはすごい ! ! もはやサブ受信機ともなり得る位の感度であるD-808 に脱帽です。

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D-808をパソコンの上に置いてもSW帯では、何らノイズは発生しません。さすがにAM帯においては、ノイズがバリバリでした。M2まで、落ちます。

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AM帯の感度もいいようです。1651KHzの関門ハーバーレーダーも自宅で、M3で受信できます。ロケーションのいいところに行けばもちろんM5です。ステップを9KHzから10KHzに変更が、必要です。電源OFFで「0」ボタン長押して、9kHzと10kHzステップのいずれかを選択をします。

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ロッドアンテナでも十分な感度ですが、外部アンテナを試します。

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本体左上にANT端子が、ありますのでそこへ3,5ミリのモノラルプラグを挿します。

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外部アンテナは、HV7CXで試してみました。感度の向上が、確認できました。次回は、HV7CXより優れているデルタループでテストします。

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さっそくデルタループを上げて、テストしてみました。

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ロッドアンテナのみでの受信です。

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デルタループでの受信です。dbuが、信号強度dbがS/N比。写真の周波数が、違いますが同一周波数でdbuとdbの変化を確認できました。数値が、高い方がより強力なのでと思います。デルタループが高く表示されました。30分同一周波数をワッチしましたが、QRHもなく又一度調整したFINE  TUNEを触ることもなく安定してLSBで受信できました。外部アンテナの必要性を感じることなくデルタループの徹去時BGMがわりにYLコンテストを聞きました。

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7MHz用デルタループで、福岡のFM局がM5でクリアーに受信できました。ロッドアンテナではどうにか入感する程度の信号強度です。

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CWモードは、装備されていないがLSBでも十分聞き取れます。XHDATA D-808 の特徴は、SSBが復調できることではないでしょうか。それにエアーバンドが、聞けるのが嬉しい限りです。ZWS-310と比べると音量も大きく満足のいく買い物で、あるようです。帯域幅の聞き比べは、していません。フイルターは6.0、4.0、3.0、2.5、2.0、1.8、1.0kHzの7段階です。SSBは4.0、3.0、2.2、1.2、1.0、0.5kHzの6段階です。AM BW/FM STを短く一押しで切り替えられます。このラジオは、アマチュア無線のモニター用として又は、入門機としては十分活用できそうです。CMが、終わりホイツプを伸ばしビール片手に室内で、聞くAIR BANDは今日の疲れを一気に吹き飛ばしてくれます。音量、音質ともにFT2Dに勝る。50MHzから150MHzまで、受信できれば文句のつけようがない位いいラジオに仕上がりそうです。数日間の使用においての使用感ですので、不十分なところがあるかと思います。

XHDATA D-808 VS FT-2D

pochi-m.hatenablog.com

XHDATA D-808アンテナアダプター製作

 

XHDATA D-808を手に入れて早一ヶ月近く特に初期不良の症状もなく快適な受信を楽しんでいます。今人気が、高まっているアマチュア無線をちょいと覗いてみたい方には、十分応えてくれる高感度のXHDATA D-808が、お勧めです。

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