POCHIの日記

アマチュア無線とCBR250Rを紹介しています。

自作エアーバンド3エレ八木製作記

 

pochi-m.hatenablog.com

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エレメント取り付けブラケットは、使わずにVP16ブームに直接穴を開けてエレメントを通すことにします。芯出しが、難しいのです。夜中起きた時にマスキングテープを貼るアイデアが、浮かびました。

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千枚通しで、印を付けドリルで穴を開けます。大きく広げるには、リーマを使います。

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エレメントの径にピッタリの加工と思うのですが、リーマの調整が難しくすんなり入るサイズになってしまいます。

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給電部の作りに時間が、かかりました。3本のエレメントを直線に並べるには、この方法がいいかと思います。

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輻射器への取り付けは、このFUSEがいいかなと思い使います。近くのホームセンターで、1m物のアルミパイプから手に入るので、アンテナ作りには便利なものです。

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エレメントと端子をタッピングビスで、締め込みます。まずは、直付けでテストします。Nano VNA-Fで、SWR、共振周波数のデータの取得後バランを付けます。

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仮の完成となりました。D.I.Yで、販売されているアルミパイプは、1mの長さです。10mmと8mmを使用。不足の長さを継ぎ足して、とりあえずテープ巻きしています。1月30日タッピングビスで、止めました。電気的な接続が、信頼できる。

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ポールを立てる時間が、ないので枝に引っかけました。

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福岡方面にビームは、向いています。

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エアーバンド用3エレ八木もダイハツ ミラの車内に収まります。

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福岡ATISを信号強度の比較局とします。HV7CXでは、Sはゼロのメリット2です。

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さて、3エレ八木はどう~だぁ~。お~ ! ! すごい!Sは6を指しています。この違いに感激 ! ! この感激を忘れるな。 3エレによる絶大なる感度アップが、実現できました。枝にちょいとセットして、S6へのアップです。ポールを立て10mHにしたらS9以上は、期待できそうです。福岡ATISまでは、約130Kmは、あります。高齢者は、意欲を持ち続けることが痴呆症予防になるのです。まだまだいけるアイデアを練りこれからもモノづくりを楽しもう。

 

2022,01,30測定

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Nano VNA-Fを使い自宅の庭で、3,5mHで測定しました。障害物も多くBFな環境です。

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共振周波数は、109,800MHzです。

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海が、見える障害物の少ないところで、8mHで測定しました。

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共振周波数は、117,800MHzです。広帯域でSWR1,5が確保できています。この場所においての福岡コントロール118,900MHzでSメーターは、HV7CXでS3自作エアーバンド八木でS8でした。福岡ATISは、HV7CXではメリット1自作エアーバンド八木ではメリット4とそれなりの八木効果は、出ているようです。モビホよりは、確実に感度アップできます。今までは、144WH5(マスプロ電工)を代用しエアーバンドを聞いていましたが、専用の自作八木アンテナにより遠くの信号まで聞こえます。航空機の信号もガツンと強力に入感しています。

 

2022.02.03朝活

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今朝の朝活は、エアーバンド3エレ八木のソーターバランを作りました。FT114-43にマスキングテープを巻き絶縁して、5回巻きました。バランの取り付けで、SWRがどう変化するのかをNano VNA-Fを使い実験してみたいのです。

 

2022.02.04朝活

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秋月電子通商から販売されているDE-5000です。

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ソーターバランのLインダクタンスをLCR測定器DE-5000を使い測定しました。DE-5000は、LCRを自動判定して測定できる優れものです。

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測定Lインダクタンスは、21,7pF(ピコファラド)が表示されています。テスト周波数1KHzで測定。しばらく使用していないDE-5000です。最初にオープンとショートのキャリブレーションを取りPASSの表示を30秒待ちます。21.7pFの取り付けが、適正なのかは不明です。わからないまま付けて、バラン有と無しの変化をNano VNA-Fで、あくまでアマチュア的な検証をします。

 

2022,02,05バラン有りテスト

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マストブラケットは、取り付けず塩ビパイプで処理しました。あらかじめお断りしますが、当局は各測定器の取り扱いを熟知していません。誤りもあることをご承知の上で、ご覧頂きたく思います。

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今朝は、小雪舞う寒い朝です。はるか向こう130Km先が、福岡です。海岸線に沿って見通しのいい場所に陣取れば、平地でも福岡ATISが受信可能です。バラン有りのSWR特性を調べたく出かけました。

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バラン無しの直付けと同じ場所、条件で調べてみました。

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バラン無しでは、このようなグラフを描きました。

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バラン有り。113MHz辺りに共振しています。グラフの変化が、あります。

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イメージを保存した画像。FT-847のSメーター、耳感による受信においては、HV7CXを超えています。

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110~125MHzで、スイープしました。

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場所を変えて内山峠(350mH)で、バラン有りで測定しました。

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内山峠では、福岡タワー118,4MHzが、S8で入感しています。地上機らしき信号も確認できました。タワーが、聞けるのはデイパーチャーそれにアプローチを把握できるので福岡空港の様子が、見えてきそうです。

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福岡ATISもS7は、振り安定した受信ができました。冬のコンディションで、この強度ですから伝搬状況が良くなる夏が楽しみです。

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内山峠から帰り寒いながらも自宅の庭で、布団干しのパイプ4mHで実験をしました。バランに並列に1,5D2Vをコンデンサー代わりに付けてNano VNA-Fで、測定することにします。LとCで、理想とするポイントを探ります。

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バラン内部の様子。もう少し短く配線すべき。接着剤ベトベトで、ちょいと見苦しい。

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寒い玄関で、Ezbook X3を使いNano VNA Serverを起動します。

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68cmから始めたところバランを付けた時、バラン無しの時と違い共振周波数が120MHz付近に上がりました。

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10Cm切り詰めて58Cmにしたところ悪くなりました。

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44Cmでは、127MHz付近に共振周波数が上がりました。この周波数が、本来のものであるかは不明ですが今日はここまでとします。朝からの実験ですので、体が冷えてしまいました。DE-5000とNANO VNA-Fを使い寒さも忘れる熱中ぶりでアンテナ作りを楽しむことが、できた一日です。何か一つ夢中になれるものが、あればそれでいい。

 

2022,02,06 ↑ 上の設定を検証

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自宅で、4mHで仮調整したコンデンサー1,5D2Vの44Cmを検証するためにいつもの公園に出かけました。昨日以上に寒い朝ですが、陽が差すので気分的に楽です。7mHで、仮設します。周りも障害物もなく調整には、適しています。

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アンテナは、青空がお似合いです。まずは、118,90MHzの福岡コントロールでHV7CXと3エレ八木を比較します。HV7CXは、何か聞こえる程度で3ele八木に切り替えるとS5と利得が、あることを体感できます。

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Nano VNA-Fで、さっそく測定したらFBなグラフが、描かれました。121MHz付近に共振周波数が、位置しSWRも1,103と良好です。いいじゃない ! ! 十分広帯域で、楽しめる波形です。

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パッと見た目いいのか悪いのかわからないのが、スミスチャートです。まだフムフムと言う域に達しません。

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115MHzから135MHzをスイープしましたら20MHzの帯域が、SWR2,5以下と実用性は十分と考えられます。これ以上の追い込みは、しないで妥協したく思います。サイドの切れは、甘い(ブロード)けどフロントとバックは体感できます。エアーバンド用としては、切れの鈍さが広い範囲を受信できるので、3エレメント八木位が適しているかもしれません。初めてのエアーバンド用八木アンテナの製作を実行しましたが、作りを評価できる測定器としてNano VNA-Fがあればこそ可能となるのです。安価で、高性能のNano VNA-Fを使い今後もアンテナ作りに挑戦したく思います。知識は、作ることで力となります。これで、自作エアーバンド3エレ八木製作記を終わりとします。最後までお読みいただきありがとうございます。

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