POCHIの日記

アマチュア無線とCBR250Rを紹介しています。

懐かしのリグTR-1200

事の始まりは、ここ数日前の7MHzにおいて5エリアの局長さんとの1時間にも及ぶロングラグチューからです。昔のリグの話しが、盛り上がりFDAM3にTR-1200の話題となります。FDAM3は、中学生の頃親におねだりして買ってもらい3エレメント八木で、アマチュア無線界にデビューした思い出深いリグです。TR-1200の取得ルートの記憶が、定かでありません。多分兄からの譲り受けと思われます。倉庫の中を探すと出てきました。訳ありで、保管していたのかと思います。

傷、汚れあり使用感ありありの50年の歳月を感じます。1972年に発売されたTR-1200です。

どうかな~50年経過しているが、使えるだろうか ? 

上蓋の穴二つは、モービルで使うために取り付けブラケットに固定する穴のようです。こんな事をするのは、私の仕業で間違いなし。さて、どんな車にTR-1200を搭載していたのかも記憶が薄く不明です。

上蓋を開けた中の様子です。ホコリも少なく内部は、良好です。

電池ケースを開けて、ロッドアンテナ取り付け部です。ロッドアンテナも伸ばすと1,5mほどあります。折れ曲がりは、ありません。右のトランスは、低周波トランスで受信用かAM変調トランスと思われます。

VCの様子です。ギアのガタもなくスムーズにダイアルが、回せます。右下は、送受信用のリレーのようです。

電池は、単二が8個で12Vのようです。電池入れなくても重くこれに電池入れたらどれほどの重さだと感じます。肩掛けベルトが、ないと片手で支えられない重さです。

電源を入れて、送受信を試します。ダイアルインジケーターランプも点灯します。受信は、最新のリグFT-991AMからFM波を発し確認します。TR-1200の後面のAM-FM切り替えスイッチにガリが、あるもののFT-991AMからのFM音声が、聞こえました。FT-991AMのマイクゲインの設定にもよろうが、変調は少し浅く聞こえる。まずは、受信はクリアーできました。

送信をテストします。ダミーロードを付けてFMモードで、PTTを押すも送信にならない。アレッ ? どうしたことか。マイクコネクターあたりを触ると送信できる。どうもマイクコネクター内での配線不良のようです。さあ変調は、乗っているかな ? FT-991AMで、聴くと深い変調でした。マイクコネクター内の配線不具合は、修理の必要があります。これは、50年の歳月を越したリグながらまだまだ使えることが確認できました。SX-200で、パワー測定したところ13,8Vの印加で1,4Wほどの出力を得ています。その昔このTR-1200で、アマチュア無線謳歌したのだと感深まるのであります。一言で、軽く50年といいますがその月日が、いかほどであることか。仕事のこと無線のこと自分とともに歩んできたTR-1200です。今年のEsは、レトロな気分でON AIRしたい愛機TR-1200なのです。