POCHIの日記

アマチュア無線とCBR250Rを紹介しています。

受信ノイズ比較

アンテナの取り付け条件は、自作7MHz用デルタループアンテナとすべて同一として受信ノイズレベルを比較しました。アンテナ切替機は、使用せずコネクターの脱着で比較しました。受信周波数は、すべて7,111MHzとします。まずIC-775DXⅡは、S9オーバーを示しています。結果を先に示すとIC-775DXⅡが、一番多くノイズを拾っています。

KX3もIC-775DXⅡと同じ程度のノイズレベルです。

FT-991AMでは、S5を少しオーバーと良い結果を示しています。3台の無線機では、FT-991AMがノイズを上手くデジタル処理していると思われます。実際の交信においてもFT-991AMでは57で了解できるが、IC-775DXⅡではS9オーバーのノイズに埋もれて了解度は3程度までに落ちます。ノイズブランカー、ノイズリダクションを試すもその効果を実感できません。比較対象になるリグが、あればこそ出来る受信ノイズ比較です。リグを選ぶにも内部雑音が、少なく上手くデジタル処理されているものを選択すべきでしょう。ノイズレベルが、少ないFT-991AMをどうしても使いがちになります。IC-775DXⅡでは、ノイズに埋もれた弱い信号を見逃して、交信に至らないケースもあったことでしょう。S9以下の信号も多くありその弱い信号に耳を傾けて聞き取る努力も惜しんでは、いけません。比較することで、判明した当局の最強のコンビネーションはFT-991AMと自作デルタループアンテナです。FT-991AMは、最大出力50Wですが7MHzにおいては国内QSOには、十分な電力です。いままでの運用形態(移動運用が多く夜間の恵まれたコンデションでのQSOが少ない)と違い国内遠距離7,8,9とのQSOが増えています。特に9エリアとのQSOが、多くなりました。受信時のノイズレベルが、少ないFT-991AMだからQSOのチャンスが広がったと思える結果です。