POCHIの日記

アマチュア無線とCBR250Rを紹介しています。

手作り しめ縄

能理刀神社大祭も近くなり今日は、朝から鳥居に取り付けるしめ縄を氏子で手作りしました。高齢者の知恵をお借りして、作業に着手します。準備された稲穂は、軽トラック一台分です。まず最初に穂を柔らかくする為に河川のコンクリートに穂の根を叩きつける作業です。叩いて落ちる穂は、抜いて捨てます。初めて経験する方ばかりで、コツをつかむのに皆さん奮闘されています。この作業は、昔は石を置き木槌で叩いていました。小さい頃そんな叩く光景をよく見たもです。この作業を終えた穂が、縄作りに使われます。

編み込んだ縄のヒゲを切り落とします。河川で、不要なヒゲとワラを焼却します。私は、ワラ叩きと火元責任者としてお手伝いします。

皆さんの知恵と力で、りっぱな「しめ縄」が出来上がりました。

白いヒラヒラの紙「紙垂」(しで)は、祭りの前夜祭からしめ縄に取り付けます。しめ縄や神棚などに飾りとして付いている稲妻のような形の白い紙の飾りのこと紙垂と言います。しかし一般人が、紙垂と言われてもすぐに思い出すことは難しいようです。しかし「正月の鏡餅や、しめ縄」に付いている白い紙などと、身近な物で「紙垂」のことを説明することで思い出せるのではないでしょうか。そんな紙垂の役割とは、天界などの神聖な場所と人が生きている下界の「境界線」になっています。

しめ縄も出来上がり後は、大祭を待つばかりです。時代とともに「しめ縄」を手作りできることは、困難になりそうです。時代交代までにこのしめ縄作りを伝授して、後継者に引き継ぎたいものです。