買い物に行くスーパーの日替わり生活訓から引用。
松尾芭蕉は、諸国を旅して回り、数々の俳句を作ったことで知られています。彼は、旅の心得として、次の言葉を残しています。
「他の短を挙げて己が長をあらわす事勿れ。人を謗りて己に誇るは甚だいやしき事なり」
誰かの短所を軽々しく指摘してはならない。また、自分の優れた点を自慢してはいけない。人を悪く言って自分のことを誇るなど、大変下品なことだと言うことです。未知の場所には、自分と違う価値観や考え方を持った人がいるものです。自分の基準だけで物を見てはいけないという戒めなのかもしれません。
「物言えば唇寒し秋の風」人を悪く言った後のむなしい気持ちを表す。
謙虚な生き方をしましょうと松尾芭蕉は、教えているようです。